眠剤を飲むのに、抵抗がある方も多いのではないでしょうか?

精神科通院歴16年の筆者も最初、眠剤を飲み始めたときはかなり抵抗がありました。
しかし、筆者は強い睡眠障害があるため、お薬を飲むことで眠れるようになり、結果的には助かっています。
そのたびに、筆者なりに対策して問題に向き合ってきています。
筆者のそういった体験が「眠剤を飲んでいて不安がある」「これから眠剤を飲むか悩んでいる」方の参考になればと記事にまとめさせていただきました。
ぜひ、ご覧ください。
- 筆者が眠剤でした失敗談
- 眠剤の失敗に対する対処方法
経験談から筆者がお勧めする「お薬の管理方法」については、別の記事で紹介しています。
ぜひ、そちらの記事もチェックしてくださいね。

はじめに

初めに筆者がどういった眠剤を飲んでいるかわからなければ…どの薬による副作用なのかわからないと思うので、まずは、筆者が服用しているお薬を紹介させていただきます。
睡眠導入剤(眠りやすくする薬)
- ゾルピデム5mg
- ラメルテオン錠8mg
睡眠維持薬
- ベルソムラ20mg
睡眠を助ける薬
- クエチアピン25mg×2錠

各お薬の詳しい情報は、一般社団法人 RAD-AR協議会が運営している「くすりのしおり」さんのサイトを参考にして紹介させていただきます。
ゾルピデム
- 長期間服用すると薬物依存が起こる可能性があるため、自己判断で飲み続けたり、急に増量したりせず、医師の指示に従いましょう。
- 睡眠薬を飲む前後の飲酒は、眠気やふらつきが強くなるおそれがあるため避けましょう。
- 翌朝まで眠気や注意力・集中力の低下が続くことがあるため、車の運転や危険を伴う作業は控えましょう。
- 授乳中の方は、服用中の授乳について医師へ相談しましょう。
参照:RAD-AR協議会「くすりのしおり(ゾルピデム酒石酸塩錠)
ラメルテオン錠
- 食事の直後は薬の効果が弱くなることがあるため、食後すぐの服用は避けましょう。
- 睡眠の途中で目が覚めたときは服用しないようにしましょう。
- 翌朝まで眠気や注意力・集中力の低下が続くことがあるため、車の運転や危険を伴う作業は控えましょう。
ベルソムラ
- 翌朝まで眠気や注意力・集中力の低下が続くことがあるため、車の運転や危険を伴う作業は避けましょう。
- 飲酒すると薬の作用が強く出ることがあるため、服用中の飲酒は控えましょう。
- 主な副作用として、眠気・頭痛・疲労感・めまい・悪夢などが報告されています。気になる症状がある場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。
クエチアピン
主な副作用として眠気やめまいのほか、まれに高血糖や低血糖、悪性症候群、横紋筋融解症、けいれんなどの重大な副作用が報告されています。異常を感じた場合は、すぐに医師へ相談しましょう。
参考:RAD-AR協議会「くすりのしおり(クエチアピン錠25mg)」
失敗談①
飲んだか分からなくなった

嘘みたいな話ですが…薬を飲んだか思い出せなくなることが筆者の場合、結構な頻度であります。

筆者的には、理由は精神疾患による注意散漫が原因じゃないかなと思っています。
こういう時に困るのが、さらに薬を飲むか飲まないか?
筆者の場合、眠剤を飲まないと眠れないので「飲んでないかも?」と思うだけで、眠れないかもととても心配になってしまいます。
筆者はこういった経験から、試して効果があった対処方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
飲んだか分からない時の対処法
①お薬カレンダーを使う。
これは過去に訪問看護師さんに来てもらっていた時に、セットしてもらっていたのですが、一目で飲んでいるか飲んでいないか確認できるので便利です。
ただ、自分でセットするとなるとちょっと面倒くさいデメリットもあります。
もし、購入するなら上記のタイプがおすすめです!日付のお薬カレンダーも多くあるのですが、それではその日に飲む薬を1ポケットに全部入れなくてはいけなくなるので、見落としの原因になります。

曜日タイプで朝・昼・夜・寝る前まで入れられるタイプが精神疾患で眠剤を飲んでいる方は利用しやすいと思いますよ。
②お薬ケースを利用する
筆者はお薬ケースは利用したことがないのですが、活用方法はお薬カレンダーと一緒で、座ってお薬を整理できる分使いやすい印象です。
ケースの場合も、寝る前までの場所があるものを選ぶ方が精神疾患のお薬は管理しやすいのでおすすめです。
③次の朝までお薬の袋を捨てない
眠剤だけなのですが、筆者は飲んだ後の入れ物を朝まで捨てないようにしています。
そうすることで、お薬を飲んだ場所を見れば、その日に自分が飲んだか飲んでいないか確認できるので便利ですよ。
④お薬を一包化して日付をつけてもらう
薬局によっては、同じ時間に飲む薬を一包化してもらうことができます。
一包化する際に、日付を飲む時間なども印刷してもらえるので、そのお薬を日付ごとにきっちり飲んでいくことでその日に飲んでいるか飲んでいないか確認すること可能です。
失敗談②
夜中にふらついて掃除機を壊してしまった

眠剤の種類によっては、副作用でふらつきがある場合があります。

筆者の飲んでいる薬の中では特に「ゾルピデム」や「ベルソムラ」が、そういった症状が出る可能性があると言われています。
寝る時はベッドの上にいるので、問題ないんですが…問題は夜中のトイレです。
筆者の場合は「ぼーっとしてしまう」「ふらつきがある」状態で、夜中に目が覚めたらトイレに行くので、どこかにぶつかりがち…。
知らないうちに青あざがあることも!
ふらつきの失敗の中でも特に悔やまれるのが「スタンド式の掃除機」と「扇風機」にぶつかって壊してしまったこと…。そこそこ値段がするものなので、結構、凹みました。
ふらつきに対する対処法
まず、トイレまでの動線には、床に物を置かないようにしましょう。特に掃除機や扇風機などの縦長の物は、通り道の横にも置かない方が安心です。

筆者は実際に通り道の横にあった「掃除機」も「縦型の扇風機」も壊してしまっているので…横に置くことも避けた方がよいと思います。
また、床に物を置いていると夜中に転倒のリスクがあるので気を付けましょう。
筆者は、夜中にトイレに行くときに壁をたどっていく状態なので…。筆者の家はマンションで階段はありませんが、できるならトイレがある階に寝た方が安心だと思います。
もし、階段をどうしても使わなくてはいけないなら、手すりなどがあったら安心かも。
失敗談③
お薬を間違って飲みすぎてしまった

筆者は眠剤を飲んだか飲んでいないか分からなくなって「まっ、いっか。多分飲んでないや」と飲んでいたのに、重複して服用してしまったことがあります。

その時に飲んでしまったのは、ベルソムラ20mgだったのですが、調べたらベルソムラという薬は20mgが1日の最大用量だったんです。
その時やっと、ことの重大さがわかってかなり慌てました。
その日は夫に、お薬を多く飲んでしまったことと、「もし呼吸や様子がおかしかったら救急車を呼んでほしい」と伝えて就寝しました。
幸い、その後は呼吸が苦しくなったり意識がおかしくなったりすることもなく、翌朝も普段どおり目を覚ますことができました。
結果的には大きな問題はありませんでしたが、今振り返ると本当に危険な行動だったと反省しています。
お薬を間違って飲みすぎないための対処法
飲んだか分からない時の対処方法と重複しますが、この日から筆者は眠剤を飲んだあとの袋を翌日まで捨てないようにしています。
飲んだかなと思ったときにすぐ確認ができるからです。
それからは、お薬を飲みすぎることもなく過ごせています。
失敗談④
ソファーで寝てしまった

筆者の場合、眠剤を飲んですぐに眠くなるかというとそうではないため、お薬が効くまでリビングのソファーで過ごすこともあるんです。

しかし、記憶がなく、そのままソファーで寝てしまうことが多々あります。
全く眠れないなら、ソファーで寝るのもありかもしれませんが…。
「ソファーから落ちてしまう」「体勢がうまく取れないため、首や腰を痛める」「狭いので寝返りも打てないのでよい睡眠がとれない」といった弊害もあるので、あまりよくはないんです。
筆者は今でもやってしまうので、これからの課題でもあります。
ソファーで寝てしまう時の対処法
一番よいのは眠剤を飲んだらすぐにベッド(お布団)に入ることです。ですが、問題は眠れない時なんですよね。

ベッドに入ると「寝なきゃ」と思ってしまい、逆に寝れなくなる方も多いのではないでしょうか?
眠れないと、いったん、筆者もソファーなどに移動してしまうんですよ。
いったんベッド(お布団)を離れるにしろ、同じ部屋の中ですぐにベッドに移動できる距離での移動がいいかなと最近は思っています。
また、お薬を飲んでベッドに入ってから、ヨガやストレッチ・瞑想など眠る準備をするのもおすすめです。
筆者が寝れない時に試して効果があった方法も、他の記事で紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてくださいね。

失敗談⑤
朝まで眠気が残ってしまった

筆者は眠剤の影響が朝まで残るため、朝は目が覚めても脳がうまく動いていない状態なので、起き上がるのが難しい日も多くあります。

特に筆者が飲んでいるベルソムラ(眠剤)は、半減期が11.5時間と言われており、「そりゃ眠いよね」と思ってしまいます。
ベルソムラ(スボレキサント)は、健康成人で20mgを単回投与した場合の半減期(t1/2)は11.5時間とされています。
参考資料:MSD株式会社「ベルソムラ錠 インタビューフォーム」
筆者は朝になると、
- ふらつきが残っている
- 目は覚めているのに脳が動いていないと感じる
- 立ち上がるのがしんどい
状態になることが多いです。
朝まで眠気が残っている時の対処法
筆者は朝まで眠気が残ったとき、または眠気が残っていることを想定して次のような対策を行っています。
- 無理に立ち上がろうとせずに、YouTubeなどのショート動画を見て脳が動くまで待つ
- 朝早い約束はできるだけしない
- カーテンを開けて日光を浴びる
- 眠気がひどいときには、自転車などの運転をしない
気になる症状が続く場合は、担当医に相談することをおすすめします。
まとめ
眠剤を飲み始める前は、「本当に飲んでも大丈夫なのかな?」と不安でいっぱいでした。
実際に飲み始めてからも、この記事で紹介したように、飲んだか分からなくなったり、ふらついて物を壊してしまったり、重複して飲んでしまったりと、たくさんの失敗を経験してきました。

そのたびに落ち込んだり、自分を責めたりしたこともあります。
でも、その失敗をきっかけに自分なりの対策を少しずつ考え、今では以前より安心して眠剤と付き合えるようになりました。
もちろん、今でも失敗してしまうことはありますが、「どうすれば同じ失敗を減らせるかな」と考えながら、無理をせず向き合っています。
もし今、「眠剤を飲むのが怖い」「同じような失敗をしてしまった」と悩んでいる方にとって、この記事が少しでも参考になればうれしいです。
一人ひとり症状や飲んでいるお薬は違いますが、自分に合った方法を見つけながら、無理をせずお薬と付き合っていけたらいいですね。

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