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【実体験】向精神薬の副作用で部屋を歩き回り続けた話|気をつければよかったこと

※本記事には広告が含まれています。

筆者は、向精神薬(ロナセン錠)の副作用により、興奮状態となり、部屋を歩き回らなければ落ち着かない状態になったことがあります。

当時は、朝から晩まで部屋の中を歩き回り、眠剤を飲んで無理やり眠るという生活が約2週間続きました。

もちろん、向精神薬を否定したいわけではありません。

しかし、薬の変更や飲み方によっては、重い副作用が現れることもあるのだと、筆者は身をもって経験しました。

この記事では、筆者が実際に経験した副作用や、そのときの状況、そして今振り返って「気をつければよかった」と感じていることを紹介します。

  • 向精神薬を勧められているけれど不安がある方
  • 向精神薬を服用していて、気になる症状がある方
  • 薬の変更を予定している方

このような方の参考になれば幸いです。

この記事を読めばわかること
  • ロナセンテープからロナセン錠へ変更した経緯
  • ロナセン錠に変更後に実際に起きた副作用
  • 副作用がどれくらいの期間続いたのか
  • 筆者が考える、副作用がひどくなった原因
  • 今振り返って「気をつければよかった」と感じること

当サイトでは下記のような精神疾患のお薬についての記事を紹介しています。ぜひ、そちらもご覧ください。

目次

はじめに

まず、お薬の副作用には個人差があるため、向精神薬が危険な薬というわけではないことをご理解ください。

この記事は、向精神薬を否定するために書いたものではなく、筆者が実際に経験した副作用についてお伝えする体験談です。

筆者は過去に、ロナセンテープからロナセン錠へ変更したことをきっかけに、強い興奮状態となり、部屋を歩き回らなければ落ち着かなくなってしまいました。

その出来事は、今でもトラウマになっています。

今になれば「副作用についてもっと知っていれば」「薬が変更になったときに、もっと注意していれば」と思うことがいくつもありました。

そこで今回は、筆者に実際に起きた出来事や、その経験から「気をつければよかった」と感じたことを紹介します。

この記事が、これから薬を飲み始める方や薬の変更を予定している方の参考となり、同じような思いをする人が一人でも減れば幸いです。

ロナセンテープからロナセン錠に変更した経緯

筆者は、当時の担当医師に統合失調症になりかけと診断を受けていました。

そのため、統合失調症の治療に用いられる向精神薬「ロナセンテープ」が処方されました。

当時の筆者は、ロナセンテープという薬がどのような薬なのか、副作用にはどのようなものがあるのかを詳しく理解していませんでした。

ロナセンテープとは

脳内の神経伝達物質(ドパミン、セロトニンなど)のバランスを整えることにより、強い不安や緊張感、意欲の低下などの症状をやわらげます。

通常、統合失調症の治療に用いられます。

ロナセンテープの副作用

主な副作用として、パーキンソン症候群(手足のふるえ、筋肉のこわばり、動きが遅い)、適用部位紅斑(貼った場所が赤くなる)、アカシジア(じっとしていられない)、適用部位そう痒感(貼った場所がかゆくなる)、体重増加などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

引用元:くすりのしおり

ロナセンテープは、錠剤とは違い背中に貼る薬で見た目はシップに近い形をしています。

ロナセンテープを貼り始めてからは、それまでより気持ちが落ち着き、効果を実感していました。

ただ、汗をかいたあとにすぐシャワーを浴びたり、貼り替えたりしにくいと感じることがありました。

そこで、筆者から当時の担当医に錠剤にしてほしいとお願いして変更してもらいました。

このときは、ロナセン錠へ変更したことで、これほどつらい副作用を経験するとは思ってもいませんでした。

筆者が実際に副作用で悩んだことについては、次で紹介させていただきます。

ロナセン錠に変更して起きた副作用

筆者はロナセンテープから、ロナセン錠に処方を変更した時に大きな副作用に悩まされました。

こんなことあるの?と思うくらいひどい症状でした。

実際に起きた症状やどれくらいの期間症状が続いたのかなどを、まとめましたのでご覧ください。

実際に起きた症状

実際に起きた症状
  • 興奮状態で歩いていないと落ち着かない。一日中、家を歩きまわる状態
  • 眠れない。睡眠は2~3時間(意識は残っている状態)
  • 吐き気
  • 食欲不振

ロナセンテープからロナセン錠へ変更してから、「とにかく落ち着かない」「座っているのがしんどい」といった症状が現れました。

最初は「様子を見れば落ち着くだろう」と思っていました。

しかし、精神疾患の薬は自己判断で中止してはいけないと聞いていたため、自分で服用をやめる決断ができず、そのまま2日ほど飲み続けてしまいました。

すると症状は日に日に悪化し、座っていることがほとんどできなくなってしまったのです。

少し椅子に座ることはできても、脳が興奮しているような感覚があり、数分もすると立ち上がって歩き回らないと落ち着きません。朝から夜まで部屋の中を歩き続ける毎日でした。

食事をすることもつらく、旦那が買ってきてくれたコンビニのおにぎりを、部屋の中を歩きながら食べるのがやっとでした。

あまりの症状に病院を受診しましたが、その日は担当医が休みで、別の医師が診察してくださいました。

しかし、すぐに薬を変更するかどうか慎重に判断されている様子で、最終的にはロナセン錠を中止するよう指示を受けました。

それでも症状はすぐには改善せず、興奮状態が続いたため、後日主治医からは安定剤や睡眠薬を増やすなどの対応を受けました。

それでも状態はなかなか良くならず、訪問看護師にも来てもらいながら過ごしていました。

夜になると23時頃に薬を飲んで横になるものの、意識があるような状態でほとんど眠ることができませんでした。

実際に眠れていたのは2時間ほどだったと思います。

朝5時には目が覚め、そのまま再び部屋の中を歩き始める――。

どれくらいで落ち着いたか

筆者が落ち着くまでには、約2週間かかりました。

その間は、朝から夜まで部屋を歩き回り、「つらい……」と旦那に泣きながら話す日もありました。

食事も思うように取れず、旦那が買ってきてくれたコンビニのおにぎりを1個食べるのがやっとの日もありました。

当時は「この状態がいつまで続くのだろう」と不安でいっぱいだったことを今でも覚えています。

人生の中でも、あれほどつらい経験はありませんでした。

だからこそ、この記事を読んでくださっている方には、筆者と同じような思いをしてほしくないと心から願っています。

次に、筆者が「なぜここまで症状がひどくなってしまったのか」と、今振り返って感じていることを紹介します。

ひどい副作用が起きた原因で考えられること

ここからは、筆者が今振り返って「なぜここまで症状がひどくなってしまったのか」と感じていることを紹介します。

ひどい副作用が起きた原因
  • 医師から副作用の説明がなかった
  • 医師がロナセン錠に変える時に薬の量をあげた

医師から副作用の説明がなかった

筆者がひどい副作用につながってしまった原因のひとつとして感じているのが、副作用について十分な説明を受けたという印象がなかったことです。

実は、ロナセンテープを使用し始めてから、「なんだか落ち着かない」「じっとしているのがつらい」と感じることがありました。

しかし、その症状がアカシジアという副作用の可能性があるとは思わず、そのまま使用を続けてしまいました。

もし当時、「この薬ではアカシジアのような副作用が現れることがある」と知っていれば、もっと早く担当医へ相談していたかもしれません。

今振り返ると、副作用について知っておくことの大切さを強く感じています。

薬を飲み始めたり変更したりしたときは、どのような副作用が起こる可能性があるのかを確認しておくことは、とても大切だと思います。

ロナセン錠へ変更する際に薬の量が増えた

ロナセンテープを使用していた頃から、筆者は「なんとなく落ち着かない」と感じる症状があることを担当医に伝えていました。

しかし、担当医からは「前から服用しているサインバルタ(抗うつ薬)の影響ではないか」と説明を受けました。現在では、そのときサインバルタを減量したかどうかまでは覚えていません。

その後、ロナセンテープからロナセン錠へ変更となり、薬の量も変更されました。

変更後は、それまで感じていた「落ち着かない」という症状が急激に悪化し、部屋を歩き回らなければ落ち着かないほどの状態になってしまいました。

もちろん、薬の量が変更されたことが原因だったと断定することはできません。

しかし、筆者自身はロナセン錠への変更や薬の量が変わったことが、この強い副作用につながった可能性があるのではないかと感じています。

注意すればよかったと感じること

当時のことを振り返ると、「もっとこうしていれば、ここまで症状がひどくならなかったかもしれない」と思うことがいくつかあります。

もちろん、医療者側の対応について感じることもありますが、それ以上に筆者自分でも気をつけられたことがあったと感じています。

ここからは、その経験をもとに「気をつければよかった」と感じていることを紹介します。

その反面、人に求めるより自身で気を付けることで防げた可能性もあったな

と思っています。

筆者が今になって気を付ければよかったなと思っていることを、紹介しますので、

「薬が増える」
「薬が変わる」

などで、不安に感じている方は参考にしていただければと思います。

注意すべきだった点
  • 新しいお薬を飲む時に、副作用について調べるべきだった
  • 気になることは自分でも確認する
  • 落ち着かない症状がでてからすぐに救急などで確認すべきだった

副作用について自分で調べたらよかった

現在、ネット社会なので薬の副作用について「薬名 副作用」で検索することで簡単に調べることができます。

訪問看護師さんに来てもらっている方は、相談してみるのも良いと思います。

筆者は、精神科の先生に4人お世話になりましたが、正直、副作用についてしっかり説明してくれる先生はまれでした。(筆者の経験上の話ですが…)

こちらが聞いても曖昧な答えが返ってくることも…。

気になることは自分でも確認する

筆者自身は、副作用について十分な説明を受けられたと感じることが少なく、不安を抱えたまま治療を受けることがありました。

もちろん、筆者が運が悪かった可能性もありますよ

ただ、ひとついえるのは副作用で苦しむのは医師ではなく、患者だということです。

「先生が言ったから大丈夫」と思うだけでなく、自分でも薬について調べたり、気になることは質問したりすることが大切だと感じています。

救急などで相談すればよかった

お薬の副作用がでても、筆者は薬をすぐに止めることができませんでした。

理由は、精神疾患のお薬は急にやめることも危険だという話を聞いていたからです。

病院には診療時間や休診日があるため、すぐに確認できないこともあります。

その間に飲まずに相談できるところに相談して、やめることを判断できていればもう少しましだったかもしれないと思うのです。

救急などに電話して確認すればよかったなと、今では感じています。

まとめ

今回は、筆者がロナセンテープからロナセン錠へ変更した際に経験した副作用について紹介しました。

お薬の副作用には個人差があるため、筆者と同じ症状が出るとは限りません。また、向精神薬が危険な薬というわけでもないです。

しかし、筆者自身は「副作用について事前に調べていなかったこと」「薬が変更になった後の体調の変化をもっと重く受け止めるべきだったこと」など、今振り返ると気をつけられたことがあったと感じています。

薬を飲み始めたり、薬が変更・増量されたりしたときは、少しでも普段と違う症状を感じたら、我慢せず早めに医師や薬剤師へ相談することが大切だと感じています。

この記事は、向精神薬を否定するためではなく、筆者が実際に経験した出来事を通して、同じようにつらい思いをする人が一人でも減ってほしいという思いで書きました。

この体験談が、これから治療を受ける方や薬の変更を予定している方の参考になれば幸いです。

精神科通院歴16年の筆者の経験から、精神疾患との付き合い方や生活のヒントについて発信しています。

ぜひ、ほかの記事もご覧いただけるとうれしいです。

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はじめまして、清田はる40代主婦です。

精神科通院歴16年。精神障害者保健福祉手帳2級・障害年金2級を受給しながら、精神疾患と向き合って暮らしています。

また、統合失調症だった妹を亡くした経験があり、当事者としてだけでなく家族として精神疾患と向き合ってきました。

このブログでは、実体験をもとに、不安や悩みを少しでも軽くするヒントや、働き方、制度、日常生活の工夫などを発信しています。

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