2024年9月28日(土)放送。西田敏行さんと菊池桃子さんがMCを務めるテレビ朝日系のテレビ番組「人生の楽園」で、藍ラブ夫婦の藍染工房 〜三重・いなべ市”が放送されます。
この放送では、江戸時代の技術を使って藍染工房「伊勢藍」をはじめた夫婦、板東祐次さん(68)と美樹さん(57)が登場します。
この記事では、藍染工房「伊勢藍」で使用されている染色技法とは何か、また藍染体験の参加方法や工房へのアクセス、さらに商品の購入方法についても詳しく紹介します。ぜひご覧ください。
藍染工房「伊勢藍」とは
三重県いなべ市にある「いなべ藍ランド」は、地域と連携し、『株式会社伊勢藍JAPAN』が手掛けるプロジェクトです。建物や設備の改修を経て完成したこの施設は、藍染工房「伊勢藍」を中心に、江戸時代の伝統的な灰汁発酵建て藍染の技法を忠実に再現しています。
染色技法
藍染工房「伊勢藍」では、江戸時代中期に最も発展した灰汁発酵建ての藍染技法を採用しています。この伝統的な技法は、化学薬品や糖類を一切使用せず、天然素材のみで行われます。使用される材料は、蒅(すくも)、樫の木の灰汁、無農薬の麸、消石灰などです。全工程において、鈴鹿山脈の伏流水を使用するなど、自然に根ざした技法を忠実に守り続けています。
藍染・体験方法
藍染の素晴らしさを体感するために、藍染工房「伊勢藍」では実際の染色体験が可能です。基本的には前日までの予約が必要ですが、余裕がある場合は当日の申し込みも受け付けています。最新の予約状況については、公式Facebookページや直接の問い合わせを確認してください。
- 申し込み方法:
- Facebookメッセンジャーで板東亮宛て
- BASEオンラインショップや公式問い合わせフォームから
- 電話:080-4182-8311(代表染師 板東亮直通)
工房の見学は自由に可能ですが、代表から話を聞きたい場合は、朝10時までに訪問するのが良いでしょう。
詳しくは公式サイトをチェック
購入方法(通販)
藍染工房「伊勢藍」の商品は、公式オンラインショップから購入できます。手作りの藍染製品を自宅で楽しむことができ、商品の詳細は以下のリンクから確認できます。
アクセス情報
- 住所:三重県いなべ市大安町大井田2749
- 電話番号:0594-28-9378
080-4182-8311 - 営業時間:10:00 ~16:00
番組情報
次回はSDGsの目標の中で、環境に優しい技術で持続可能な産業を目指すご夫婦を紹介します。
舞台は三重県いなべ市。“灰汁発酵建(あくはっこうだ)て”の藍染(あいぞめ)を守り伝えようと藍染工房を開いた板東祐次さん(68歳)と妻の美樹さん(57歳)が主人公です。徳島県出身の祐次さんは東京の大学を卒業後、不動産系企業で財務を担当。バブルの真っただ中、仕事に追われ体を壊してしまいます。そんな時、祐次さんの頭に浮かんだのが母親の手伝いで農作業をした徳島県での幼い頃の記憶。
祐次さんは農業をやりたいと考え始めました。丁度その頃に新潟県出身で画家として活動してた美樹さんと出会い結婚。祐次さんは思い切って会社を辞め農業を始めようと、以前、美樹さんが暮らしていた三重県の菰野(こもの)町に移住します。そして農家を手伝いながら農業を学び始め体調も回復していきました。
しかし、そんな生活は長く続かず、祐次さんの母親が病に倒れたため、急きょ夫婦で徳島県へ行き母親の介護を始めることに。
さらに、介護生活の3年目、今度は祐次さんが介護うつになってしまいます。「このままでは、いけない」と、気持ちを切り替えるために近所の藍染教室に通い始め、およそ2カ月で元気を取り戻し、祐次さんは益々藍染にのめり込んで行きました。
“灰汁発酵建て”の藍染とは、乾燥させた藍の葉に水を掛け攪拌を繰り返し100日間熟成発酵させて出来る“蒅(すくも)”を染料の元とする染色技法です。手間がかかるので、技法そものが殆ど無くなって来ているのが現状で、現在流通している藍染の中で“灰汁発酵建て”によるモノはごくわずかと言われています。それを知った祐次さんは、伝統技術を無くしてはいけないと三重県菰野町へ戻り、『藍染工房・伊勢藍』を設立。
2021年に現在のいなべ市に工房を移しました。『藍染工房・伊勢藍』では、手ぬぐい、Tシャツ、ストールなどの藍染作品をお店と通信で販売しています。また「“灰汁発酵建て”の技を伝えたい」と体験教室も開いています。
伝統技術の藍染を守り、未来に繋いでいこうと奮闘する祐次さん美樹さんの日常と支える仲間たちとの交流を紹介します。
出演者一覧
- 西田敏行(MC)
- 菊池桃子(MC)
- 板東祐次(出演者)
- 板東美樹(出演者)
放送日時
- 放送日:2024年9月28日(土)
- 放送局:テレビ朝日系
- 番組名:「人生の楽園」
まとめ
この記事では、三重県いなべ市の藍染工房「伊勢藍」についてご紹介しました。
- 藍染工房「伊勢藍」は、江戸時代の伝統的な灰汁発酵建ての藍染技法を再現しており、自然素材にこだわった製品を提供しています。
- 体験は予約制で、藍染の魅力を実際に感じることができる機会が提供されています。
- 購入方法はオンラインショップを通じて簡単にアクセス可能です。
ぜひ、伝統的な藍染の世界を体感し、商品を手に取ってみてください。
アイキャッチ画像出典元:https://www.iseai-japan.com/